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◆メタボリックシンドロームは、内臓に蓄積した脂肪が一因となって高脂血症、高血圧、高血糖などを重複して発症した状態を指す。原因は運動不足と栄養の取りすぎである。腹囲(へそ周り)が「男性85センチ、女性90センチ」以上の人で、かつ高脂血症、高血圧、高血糖のうち2つ以上に該当する人を有病者、1つに該当する人を予備軍とされる。
◆内臓脂肪型の肥満に高脂血症、高血圧、高血糖の症状が重なると、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病などに進行し、深刻な状況に至るといわれている。これらの疾患は自覚症状に乏しいだけにやっかいだ。食生活にもっと関心を持たなければならない。早死にしないためにも日ごろの摂生が第一、と思う。
平成16年 国民健康・栄養調査結果の概要について(厚生労働省)
◆日銀には、「個人的な利殖を慎まなければならない」との規定もあるやに聴く。民間人として、ファンドに出資したり、株式を保有するのは自由だ。しかし、総裁就任後もなぜ出資を続けたのか。総裁に就任するまでに解約を済ませ、関係を解消するのが本来の在り方だ、と思う。
◆問題は、小泉総理の「ルールにのっとっていれば問題ない」という援護に、総裁は「感謝している」と述べているが、これで日銀の独立性が守られるのか。「通貨の番人」としての信頼を失った責任は重い。いま、総裁としての道義的責任が問われているのだ。「李下(りか)に冠を正さず」である。
◆いざというときに備えて掛けたはずの保険が、必要なとき支払われないのでは保険会社に対する信頼は揺らぐ。業務停止という厳重処分は当然だ、と思う。
◆これらの背景には収益力優先の経営戦略がある。業績と規模拡大を重視する企業体質は業界全体に働いているとしか思えない。
◆問題は保険業界の顧客軽視の構造にある。業界全体の危機として問題を見詰め直す必要があろう。いずれにしても、各保険会社には1日も早く保険金支払いの査定システムなど内部管理体制を十分に整えて不正行為を防いでもらいたいものだ。
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