Cherubの「つれづれ寸評」



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8月5日

  夏の土用は、7月20日の入りから8月8日の立秋までの最も暑い季節で、今年は丑の日が7月23日と8月4日の2回あった。土用の丑(うし)の日といえば、鰻の「かば焼き」がすっかり定着している。

◆この時期、昔からの習慣で、土用鰻、土用蜆(しじみ)、土用餅(もち)、土用卵など「精の付くもの」を食べることにしているが、夏ばてにはビタミンAなど栄養たっぷりの鰻が一番いいと連れ合いの一言で、昨日は鰻丼を食った。

◆梅雨明けからこのところ猛暑が続いて体力の消耗も激しく、逸早く夏風邪にかかってしまい、早くもばて気味なのである。もう鰻食うたから夏風邪が吹き飛んでほしいのだが・・・。

◆土用の丑の日に鰻を食べる習慣は、江戸時代の万能学者平賀源内が鰻屋の相談に乗って、丑の日と鰻を結びつけて「本日、土用の丑の日」と書いて店頭に張り紙をしたところ大繁盛した、というのが通説である。

土用の丑の語源・由来

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8月20日

 ミンミンゼミが鳴き、焼けるような暑い日が続いている。もう朝から吹き出る汗で全身びっしょりとなる。たまったものではない。日中の外出はできるだけ避け、クーラーの効いたところでパソコンと向き合っているに越したことはない。

◆夏場は熱中症に注意が必要だ。こまめに水分を取るようにしよう。熱中症は脱水状態から発症し、死亡に至る危険性が高く、迅速な処置が生死を左右するといわれている。熱中症は、体温が異常に上がったために、脳の体温調節中枢が突発的に機能不全に陥って起きる。熱中の意味は「熱に中(あた)る」をさす。蒸し暑い高温高湿度の環境で誰でもかかる危険性がある。頭部が熱くならないようにすることが大事という。

◆今夕、つくつくぼうしが鳴いているのに気づいた。夏も終わろうとしているのだ。カレンダーをみると、今年も、もう残すところ4ヵ月余りだ。年をとった所為なのか、歳月の過ぎ去るのが早く感じる。

熱中症とは

セミの鳴き声のページ

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8月30日

 厳罰化後も、飲酒の重大事故が相次いでいるのは情けない。 行楽帰りの一家5人が乗った車が飲酒・暴走運転の車に追突され、ガードレールを突き破って約14メートル下の海に車ごと転落、3人の幼い命が奪われた痛ましい事故の悲報を聞き身につまされた。理不尽な惨事であり、むごすぎる。 暗い海で脱出した母親は4度も海に潜り、3人の子の命を必死に救おうとしたが助けることはできなかった。両親の思いはいかばかりだったか。親の心情を思うと怒りがこみ上がる。

◆追突した加害者は22歳の福岡市職員で飲み屋をはしごし、ビールや焼酎を飲んだという。 飲んだら乗るな!酒に酔って運転することは絶対に許されない行為である。 加害者の家族や周囲の人たちは日頃からどう接していたのであろうか。共に結果責任を自覚してもらいたいと思う。

◆飲酒運転が「厳罰化」されたのは、刑法改正で新設され、「危険運転致死傷罪」ができてからだ。 東名高速で飲酒運転の大型トラックに追突された車が炎上し、幼い姉妹が亡くなったのが契機になった。 危険運転致死傷罪は平成13年暮れに施行された。 酒に酔って運転し人を死傷させる行為を、過失ではなく準故意犯とみなしている。 致死罪の場合、懲役5年以下の業務上過失致死罪よりはるかに刑は重く、最長で20年の懲役である。

◆愚かな行為が加害者自らの一生をも台無しにしてしまうのだ。 飲酒運転は厳罰化するだけではなくならない。 何よりも車を運転する人がその犯罪性を常に強く意識していなくてはならない、と思う。 酒類を出す飲食店の人も酒席を共にする人も責任を自覚する必要がある。

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