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◆損保ジャパンでは、金融庁の検査で、新たな保険金不払いのほか、顧客の名前の印鑑を用意し、無断で契約を継続するなどの不正が約3000件見つかったというから、もうあきれてしまう。経営トップから現場に至るまで、営業成績を上げるためには何をしてもいい、という利益優先・顧客軽視の考えが染み付いているようだ。
◆保険は契約者の請求があって支払い手続きが始まる。しかし、「それは支払い対象にならない」や「告知義務違反である」と説明して支払わないのでは詐欺のようなものだ。困ったときに保険金の支払いがきちんと行われてこそ保険と言えるのではないか。
◆いくつも特約が付いて、契約が複雑化しているのも問題だ。契約内容が複雑になると見落としがちになるもの。保険本来のシンプルなかたちにすべきだろう。
◆契約者から請求があった時点で、すべての特約内容を改めて通知するという基本を徹底するとともに、保険金支払いのための社員教育やチェック態勢の徹底がなされなければ再発防止にはならない、と思う。単なるシステム上の事務処理ミスなどと片付けられる問題ではないのだ。
◆信頼回復のために、いま各社に求められているのは、収益至上主義から顧客第一主義への転換だ、ということを損保業界で働く人はそれぞれが肝に銘じてほしい。
*「第3分野」は第1分野(生命保険)と第2分野(損害保険)のはざまにある保険で、日米協議を受け、2001年から損保会社が扱えるようになった。
◆捕殺せざるを得ないところに悲しさがある。人の生活圏と熊の生活圏との境をはっきりとすることが大事だ、と思う。
◆熊の隠れやすい茂みを刈り取ることが有効な策であるらしい。また、餌となるものを放置しないことも大切だ。
◆熊は生きていくために餌を求めている訳であり、山中に餌がなければ命がけ山里に下りてくる。これは至極当然のこと。われわれも生きていくためには、出没する熊から身を守る知恵を絞らなければならない。
◆いじめが起きるのは学校である。なので、学校は「いじめ許さず」の強い意思を示し毅然とした態度をとらなければならない、と思う。
◆学校から「死ね」「うざい」「バカ」「キモイ」といったことばと悪ふざけを放逐しなければならない。これらの一言に傷つき、ふざけも度を越すと深い傷口を残してしまう。
◆いじめに遭ったら、家族なり友達なりに助けを求める勇気も必要である。絶望してはならない。助けを求めることは弱虫ではないし、少しも恥ずかしくないのだ。生き抜いてこそ明日がある。
◆悪質ないじめは犯罪であるという認識も必要だ。強要、暴行、脅迫、恐喝、侮辱、名誉棄損、傷害にあてはまる。これらは刑法に定められた罪であり、こうした罪を犯してはならないということを小さいうちから教え込まなければならない。これも躾の一つだ、と思う。
・参考
文部省いじめ対策緊急会議は、いじめとは「自分より弱い者に対して、一方的に、身体的・心理的な攻撃を継続的に加え、相手が深刻な苦痛を感じているもの」(平成6年)と定義している。
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