茶道を楽しむ 表千家不白流 清風会師範 石原宗牛
E 茶道徒然草
つれづれなるままに私の茶道あれこれ
入門と云う文化
茶道教室に入門すると、先ずは、基本の作法を学びます。
基本の作法とは、いろんな場面で共通する作法で、畳に座る、襖の開け閉め、部屋に入る、立つ、歩く、座る、挨拶する、古帛紗の扱い、茶碗の扱いなどなど。
そして最初に頂く資格が「小習い」と云う免許です。
だが、細かく言うと、「小習い」と云うのは「小習いと称する範疇にある作法を学び修得する事を許します」と云う事なのです。小習いと云う作法が良く出来るようになったから与えられる資格、ではないのです。
そもそも入門とは、「ここで学ぶ事を許します」と云う事です。
だから、茶道教室で最初に頂ける資格は、「入門」と云う免許であったのです。 (宗牛 2010/6/24)