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◆ことばはその人の教養や品性を表す。こういう感覚の人が、国民の厚生、労働行政をつかさどる重要な任務についていることはまことに情けない。このよな人を罷免できないようではもう安部内閣に何も期待はできないのではないか。
◆女性の中には、産みたくても産めない人もいる。また、女性が頑張れば子どもが増えるわけでもない。女性の人格をないがしろにした発言であり、事の本質を見失わないようにしなければならない、と思う。
◆産みたい人が安心して産める環境づくりをするのが政治の果たすべき役割であろう。どんな政策が有効なのか、真当な見識を持った人による議論を期待したい。
◆中絶に厳しいドイツでは不本意な妊娠で赤ちゃんを捨てる親が後を絶たないことから、2000年にポストが導入され、現在90カ所を超えるという。 早くも全国から利用したいとの相談が寄せられているらしい。 安易な子捨てや育児放棄を助長するものであってはならない。 自分本位の育児放棄は許せないが、何をおいても小さな命を救うための工夫としてはやむを得ないこととしても、子の命と将来を預かる責任は大きいと思う。 誰がどのように育てていくのか。 「こうのとりのゆりかご」に救われた子が大きくなって幸せと思うように育てていかなければならないという重い課題がある。
◆少子化社会となった今日、子を捨てることのない社会こそが求められている。 いろいろな事情はあるにせよ親の安直なふるまいが、多くの子を死の危機に追いやっている。 社会全体で子育てをしなければならなくなったといえよう。 あすの豊かな日本のためにも、幸いにも子を授かった人はわが子の親として、子に恵まれない人は里親として、一人でも多くの人が子育ての楽しさと幸せを味わって欲しい、と思う。
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