Cherubの「つれづれ寸評」



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4月11日

  政党の存在感が薄かった統一地方選の前半戦が終わった。全体としては、各政党間の勢力図は変わらなかった。知事選は、現職候補9人すべてが勝利した。現職が圧倒的に強かった。

◆「政党隠し」で、無党派層を引きつける手法が増えたものの、無党派層の「風」はなかったようだ。政党を前面に出さないやり方はカモフラージュで姑息な手段だ。とても納得できるものではない。マニフェスト選挙は定着したが、問題の対立点や争点を明確にしてこそ、有権者が選挙に関心を抱き、そして政党の存在感が生まれる、と思う。

◆22日の後半戦を経て、7月には参院選が控えている。景気、少子化、福祉、格差問題、子育てや過疎地域対策など身近な政策課題について具体的にどうするのか、責任ある政策をマニフェスト(manifesto:具体的な公約)で示すことが政党や候補者に求められる。


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4月20日

  それにして、もひどい事件が起きた。米バージニア工科大学で32人の若い命が、理由もなく拳銃で撃たれ、あっという間に奪われた。米国史上最悪の銃による残虐な事件である。卑劣な行為だ。言いようのない憤りを感じる。

◆容疑者は韓国人学生で、殺害の手口は学生らを並ばせて「処刑」するかのように落ち着いた表情で乱射したという。背筋が凍る思いがする。

◆8年前には、コロラド州・コロンバイン高校で銃乱射によって13人が犠牲となっている。 3億人に2億丁近い銃が存在するという米国社会にあらためて驚かされるけれども、罪のない人々の命が銃によって奪われるのは悲しいことである。

◆衝撃も覚めないなか、日本でも長崎の伊藤一長市長が至近距離から2発の凶弾に倒れるという、これまた衝撃的な事件が起こった。市長選最中の惨劇だけに暗然とする。この事件の背景には市とのトラブルがあったと伝えられているが、暴力によって生命が奪われたことに強い憤りを覚える。暴力による問答無用の行為は卑怯であり、どんな理由があっても人の命を奪うことは許されない、と思う。



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