◆バックナンバー◆ |
◆今回の事故は、車輪を車体に固定する車軸が折れて脱線したもので、金属疲労によるものとされている。 運行してから15年にもなるのに、1度も交換されていなかったというから、事故は起こるべくして起こったといえる。 金属疲労などによる損耗が予想される部品の点検・交換は安全の基本であろう。
◆痛ましい事故なのに、事故後の会見で会社側は事故の重大さを微塵も感じ取っていない有様で、保身そのものであった。 安全軽視にはあきれるばかりだ。これでは犠牲者は浮かばれない。
◆今回の事故では、危険度が高い遊具であるにもかかわらず安全装置のないことや点検のずさんさが明らかとなった。 遊具とはいえ、最高時速が75キロも出るのだから、交通機関やリフトに準じた規制が欠かせないと思う。 スピードとスリルが売り物の遊具は、安全確保が最優先されてしかるべきだ。 安全管理体制の厳密な検証が求められる。人命軽視は許されない。
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