Cherubの「つれづれ寸評」



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6月5日

  6月2日、青森県の深浦港に小型の木造船が突然現れた。長さは約7mの木造船。北朝鮮の清津から約800kmの日本海をさまよって 青森県の深浦港沖に漂着した。脱北者は4人で夫婦とその息子2人という。脱北者が日本へ船で来たのは1987年の「ズ・ダン号」事件(福井県沖に金満鉄ら11人を乗せて漂着)以来のことだ。

◆「今のままでは餓死するので、皆で出国することを決めた。1日おきにパンを食べるのがやっとだった」と窮状を訴えていることから、経済的な理由によるものであろう。

◆この事件で一番問題としてければならないのは、小型とはいえ国籍不明の船をなぜ海上保安庁は発見できなかったのかということである。警備のありようを見直さなければならない。

◆日本はこれまで日本海沿岸の地形調査結果から、北朝鮮からの密航の可能性は低いとしてきたが、それがあっさり覆された事実は重い、と思う。密航に十分備える必要がある。


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