Cherubの「つれづれ寸評」



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9月9日

 昨日8日は、「気界冷却を始め野草に白露の宿るころ」の白露であった。朝晩の風は秋の気配を思わせるよう、日中はまだ暑いものの、随分としのぎやすくなった。季節は間違いなく移ろっている。

◆スーパーの店頭にはもう新米が並んでいる。早速、「てんたかく」を購入。炊き上がったときの艶といい香りが何ともいえない。肌白の美人の面影を漂わせている。食感もいい。美味しかった。

◆初夏のころから果物は出回りサクランボ、桃、びわ、メロン、そして葡萄、イチジク、梨。梨はもう盛りを過ぎようとしているが、もうすぐ柿が出まわる。秋といえば柿とアケビに赤トンボだ。柿やアケビを食べながら赤とんぼと戯れた子供のころを懐かしく思い出される。


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9月30日

 取材中狙い撃ちでジャーナリストの長井健司さんが銃撃された。 倒れても右手のビデオカメラを離さない長井さんを捉えたロイター電の写真は、衝撃的な映像であった。 ミャンマーの都市ヤンゴンでのことである。

◆僧侶たちによる大規模な反政府デモが起きたミャンマーの混乱は深まる一方だ。 軍事政権の武力弾圧によって市民らに多数の死傷者が出た。 そして、取材していた長井健司さんが犠牲になったのである。

◆1988年の軍事政権発足以来、今回の反政府デモは最大規模だ。 ガソリンなどを最大5倍にした燃料価格の引き上げがきっかけといわれる。 武力弾圧に出た軍政の強硬手段は許せるものではなく、市民に向けて発砲は言語道断だ。

◆ミャンマー軍事政権の最大の後ろ盾である中国は、民主化を促すべきだが、少なくとも武力弾圧をやめさせ、事態収拾へ手を尽くすべきだ、と思う。 軍事政権を「擁護」するだけでは世界のリーダーとして認められない。 わが国もミャンマーに技術協力などの支援を続けている。 軍政下での援助の在り方を再考すべきではないか。 ミャンマーが一日も早く希望の持てる国になってもらいたい。



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