◆バックナンバー◆ |
◆この値上げの背景には、原油高騰の影響が農産物価格にも及び、原材料費や輸送費がかさむようになったことがあり、いよいよメーカーの価格転嫁が始まったとみるべきか。 生活必需品の価格が1%上がると消費は1.2%減少するといれている。個人消費への影響が気になる。
◆原油や原材料、穀物などの高騰はさらに続きそうな気配だ。値上げラッシュの今、便乗値上げが起きないよう監視を強める必要がある。インフレで個人消費を冷え込ませては元も子もない。
値上げのラッシュは消費者に先行き不安を広げている。デフレからインフレへと経済の流れが変わるのだろうか。
◆いずれも内部告発によるものがほとんどだ。発覚しなければ、われわれは騙されたままであるわけであり、本当に恐ろしいことと思う。いったい何を信じればよいのか。偽装といっているけれども消費者であるわれわれを騙していることなので詐欺行為であろう。詐欺として厳しく罰しなければならない。偽装がはびこっている現状は、倫理観の喪失した今日の社会を反映したものといえるが、本当に残念なことである。
◆こうした偽装には何より真摯な自覚と反省が何より求められるが、発覚した会社の責任者による会見の様子からは深々と頭を垂れてはいるものの、顔の表情からは反省の欠片も見て取れないし、その後の後始末もお粗末だ。
◆閉鎖的な体質から脱却し、正しい倫理観をもって身の丈にあった経営にあたってこそ信頼が回復されるであろう。安全、安心して暮らせる社会になることを切に願う。
|トップページ|