Cherubの「つれづれ寸評」



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3月5日

 寒さが緩み気分も華やぐ。球根も芽を出して春めいてきた。ところが、ひな祭りの3日には早くも黄砂が飛来するというあまりうれしくない「春の便り」に気が滅入ってしまう。

◆黄砂は、ゴビ、タクラマカン砂漠や黄土地帯で巻き上げられた砂塵(さじん)が偏西風で運ばれて日本にやってくるのだ。 中国の砂漠化が原因という。草地の荒廃や森林伐採に加え、地球温暖化も絡んでいるらしい。

◆黄砂ばかりではない。花粉の飛散や夏のスモッグにもわれわれは悩まされる。 生活環境がだんだんと悪化しているのだ。けれども、マスクを着けるような身近な対策だけで済まそうとしている。

◆環境問題として、砂漠の緑化・温暖化防止・公害に一人ひとりが自分のこととしてもっと真剣に力を注がなければならない。 黄砂やスモッグは地球規模で取組むことの必要性をわれわれに知らしめようとしている。環境問題の関心をさらに高めたいと思う。


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3月25日

  手配中の男が8人を殺傷するという衝撃な事件が起きた。しかも警戒中の惨事であった。24歳の男が包丁とナイフで通行人を襲い、1人が死亡、2人が重体となった。

◆なぜ事件を防げなかったのか。せめて制服警察官による警戒をしていたらと思う。周辺住民らに対し、広報活動をしていなかったというから、襲われた人達にも警戒心はなかったであろう。私服警察官を配置していたというが、それでは抑止力にはならない。また、容疑者自身の通報で、ようやく逮捕されていることからしても、警察の失態というしかない。

◆衝動のコントロールができない人による無差別に襲う事件はしばしば起きている。彼らに共通しているのは「ゲーム好きで人付き合いが得意ではない」という点だ。今回の容疑者もそうらしい。「早く捕まえてごらん」と挑発的な電話をしていたというから、ゲーム感覚で行動していたものと思われる。寒々としたものを感じさせる。人生にはリセットはないのだ。

◆今、安全・安心が揺らいでいる。それは警察が事件が起こらないように、社会の安寧のための活動をしっかりとやっていないからといえる。まず社会の安全を確保するのが警察の第一の仕事であり、事件の解決はその次のことだろう。警察関係者は今回の事件を徹底的に検証し、教訓とすべきだ、と思う。

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