Cherubの「つれづれ寸評」



◆バックナンバー◆


9月14日

 空を見上げたら、天高くもう秋の空だ。日中の暑さは残るものの、朝夕のさわやかさは心地よい。爽秋である。

◆秋といえば実りの秋だ。食欲がわいてくる。おいしく食べられることは有り難いことで、健康である証拠だ。けれども、太りすぎには気をつけなければならない。スマートであることは魅力の一つでもある。

◆ところで、100歳以上の人が4万人を超えたという。元気なお年寄りが多いのに驚く。どういう訳か圧倒的に女性が多く、8割以上を占めている。仕事や趣味に勤しみ人生を楽しんでいるお年寄りに励まされる。生きることの素晴らしさを教えてくれていると思う。
  前向きに生きることが若さを保つ秘訣なのかもしれない。夢の実現に向けて、・・・したいという気持ちと感動する心を持ち続け、存在感のあるお年寄りになるよう精進しよう。21日は敬老の日だ。




9月27日

 シルバーウイークに鳥取へ出掛けることになり、息子夫婦たちと一緒に「水木しげるロード&記念館」と「鳥取砂丘」を観光してきた。昔ながらの古びた街並みに、立派な妖怪たちのオブジェは輝いていた。妖怪たちの精巧なブロンズ像は80体。5歳になる孫は妖怪たちを知っていて興じていた。大人も子どもも、ほんとうに大勢の人で賑わい、活気に満ち溢れていた。駐車場で関西よりも以北の北陸、関東、東北のナンバーも多く見られ、随分と遠いところから訪れているのに驚いた。

◆ゲゲゲの鬼太郎で知っている水木しげるの世界は奥深く、改めて興味を抱いた。しげるは、幼少の頃にのんのんばあ(手伝いの景山ふさという老婆)から強い影響力を受けた。幼少にして「死」に興味を抱き、不思議な話しに興味を魅かれながら育っている。ゲーテに心酔し、自分の生き方の基本はゲーテと語っている。ニューブリテン島での戦争体験、爆撃により左腕を失っている。そして、困窮と富裕を味わった人であることを知った。

◆30年ぶりに訪れた鳥取の砂丘の変わり様にすっかり驚いた。見たところ3分の1ほどが緑化し、雑草が生えていた。らくだは当時のままいたものの、記念撮影の碑も立派になり、周囲は整備され、リフトもあった。あまりにも観光地化されていて、松林に囲まれた中からひっそりと現れてた砂丘はもうなく寂しかった。けれども、素足になって歩いた砂の感触は気持ちよく、15分ばかりで辿り着いた絶壁の頂からの眺めは、昔のままで素晴らしかった。

◆自然は自然のままに保護し、茶屋がひっそりあるくらいがいい。金儲けのために自然を破壊するような観光地化はやめて欲しいと思う。そうそう、おかしいことに雑草取りのボランティアを募集する看板があった。


水木しげるの妖怪ワールド

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