◆年の改まりを祝って、我が家の神棚に新しい榊神と酒を捧げ、家内安全を祈り、そして日々をしっかり生き抜くことを誓った。
新年の挨拶の後、屠蘇を酌み、雑煮とお節料理を頂いた。新年の門出を家族皆で祝うことのできる幸せに感謝したい。
◆いつしか元旦のしきたりも薄らぎ、着る物は普段着のままである。新年を迎えたという晴れがましい雰囲気はない。
不況でそれどころでないのか、正月飾りをした家も少なく、晴れ着の女性を見掛けない。正月はもうハレの日ではなくなったようだ。
◆今年は、邪気を払う霊力豊かなトラ年である。どんな状況の中で正月を送った人にも、心新たに気分をリセットして、どうか平穏無事であって欲しいと願う。
◆元日は田ごとの日こそこいしけれ 芭蕉
◆このところ最低気温は3度前後で推移しており、暖冬のようではあるが、いつシベリアから寒気流が降りてくるかわからない。一旦、雪が降るとあっという間に30から70センチも積もるから雪は怖ろしい。 3月の声を聞くまでは気が抜けない。
◆用のなき雪のただ降る余寒かな 井上井月
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