Cherubの「つれづれ寸評」



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5月10日

 立夏を過ぎ、薫る風が吹くようになった。吹く風で季節の移ろいを感じる。春の旬といえば竹の子(若竹)とワカメだろう。春の出会いとして欠かせないものだ。

◆若竹(筍)の旬は4月半ばからゴールデンウイークの終わりごろまでだが、今年は天候不順で地元産のものが今になってスーパーの店頭に並んでいる。日本料理店では季節料理として旬の筍を使ったメニューをいまも見かける。筍好きな者には半月も長く味わえるので有難い。

◆昨日、知り合いの人から採り立ての若竹を貰う幸運に恵まれて、先づは刺身として味わった。灰汁もなく色白で軟らかく食感はよく美味しかった。若竹は時間が経つにつれエグ味が出てくるので米ぬかで茹でて食べる。生で食することはめったにない。

◆若竹の料理には味噌汁、天ぷら、すし、煮物、サラダ、酢物などと種類は多いけれども、松茸は土瓶蒸しが定番であるように、若竹は筍椀と筍ご飯であろう。

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